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自転車に乗る人に冷たい諏訪市の対応

2018.05.11.11:10

諏訪でレンタサイクル屋を始めて14年になります。
お客様のほとんどが諏訪湖一周をします。当店のような弱小レンタサイクル屋が細々とでも続いているのは、諏訪湖畔遊歩道があるお陰と感謝しております。

 しかし、この遊歩道、岡谷市、下諏訪町の区間は自転車の通行に問題がないのですが、諏訪市の遊歩道区間の約半分の2.8kmは自転車の通行ができないのです。具体的には上川河口のヨットハーバーから下諏訪町の境界まで、「自転車は走らないでね」という看板があちらこちらに立てられていて、サイクリングができないのです。自転車の人はこの区間を自転車から降りて押して歩くか、遊歩道を避けて車道を走るか、車道をはさんだ反対側の歩道を走るしかないのです。

 当店のお客様は子供からお年寄りまでいろいろな年齢層の方、自転車に乗りなれている若者から30年ぶりに自転車に乗るというようにいろいろな人が来店されます。そのような人たちに安全にサイクリングを楽しんでもらうためには安全なサイクリングロードが欠かせません。しかし、諏訪市の区間についてはそのような安全な道路が提供されていないのです。

例えばガラスの里方面から原田泰司美術館前を通り、上川大橋を渡ったところで先ほどの「自転車は走らないでね」という看板が現れるのです。
IMAG0374-1.jpg
看板の指示通りに進むと、上川大橋から下りてくる車  がスピードを上げて目の前をビュンビュン通っています。反対車線も同様です。ここを渡って歩道のある側へ渡るのは大変危険です。
IMAG0375-1.jpg

IMAG0376-1.jpg

仕方がなく車道の端をヨットハーバー交差点に向かうことになりますが、ヨットハーバー交差点は右折レーンが設置されているため、直進の道路幅が狭くなって車がさらに左に寄ってくるのです。
 こんな危険な道路をあなたは自分の子供や孫と一緒に自転車に乗って進めますか?大人でも躊躇するような危険な道路を諏訪市はサイクリングをする人に強いているのです。
では遊歩道で自転車を乗るのがそんなに歩行者にとって危険なのかというと、夕方の同時刻に取った写真の通り全然人は通っていません。日中でも自転車が通行できないほど人の往来が激しいわけではありません。繁華街ならまだしも人口5万人程度の田舎町の遊歩道が混雑するのは花火大会の日くらいです。だから高速サイクリングを禁止し低速のサイクリングを認めるとか、高齢者・家族連れに限って通行を認めるとか、ソフト面で対応することはいくらでも可能なのですが、それをせずに一律に「自転車通行禁止」というのでは自転車に乗る人や高齢者・子供たちに冷たい諏訪市ということになります。
諏訪市の担当役人は自分がいつも車に乗ってエコな自転車に乗らず、また自分の幼い子供たちとこのような場所で自転車に乗らないからこのような対応しかとらないのでしょう。
IMAG0377-1.jpg

 諏訪市はまた片倉館の前あたりの道路(車道)に線を引いて、社会実験と称して自転車専用通行帯を設けています。
IMAG0380-1.jpg

しかし、この車道と並走する通行帯も危険この上ないです。深さ5cmくらいの排水口のくぼみがたくさんあり、排水口は滑りやすいグレーチング(金属製格子状蓋)です。排水口を避けて右に寄れば自動車との接触事故も十分可能性があります。
IMAG0379-1.jpg

 諏訪市の道路担当者はこのような危険を認識しているのでしょうか?
一体何のための社会実験なのでしょう?自転車がどの程度の頻度で自動車と接触事故を起こすかという実験ですか?
白線1本引けば自転車専用通行帯ができる、と考えるのがいかに浅はかな対応なのかわかっていないのではないのでしょうか。
本来は自動車に対して弱者である自転車の保護・安全を最優先に考えなければなりません。この安全配慮を無視して自転車専用通行帯を作り、期限も結論も出さないでだらだらと社会実験を続けている諏訪市、少しおかしいですね。
地元の人はそれでも安全な道を選んで自転車に乗っていますが、初めて諏訪に訪れるサイクリスト・観光客にとっては自転車専用通行帯ははっきり言って危険です。

湖周のサイクリングロードについては県、各市町の連携で何年も前から計画も練られていますが、担当者が自分の担当している数年間だけ何とか少しだけ計画を進めればいいという考えですから、少しも前に進みません。
東京オリンピックも「2020年に開催する」というタイムリミットがあるからこそそれに合わせて計画を立て、実行するのですけど、諏訪湖周サイクリングロードは「いつまでに完成させる」という期限を設けていないから、いつも絵に描いた餅の計画で終わってしまいます。まぁ、お役所仕事の典型みたいなものです。

さて、観光客の人から「諏訪湖の周りは自転車で安全に回れるのですか?」という質問を受けた場合には、以上のような道路の規制を説明した上で、「一番大切なのは自分や家族の安全、命です。状況に応じて最善のルートを選んでください。」と答えています。足腰の弱っている高齢者、幼児・小学生など弱者や自転車に乗りなれていない観光客でも安全にサイクリングが楽しめるような対策を一刻も早く実現してほしいものです。

諏訪市の自転車乗り入れ規制は諏訪市都市計画課・公園緑地係が担当していると考えられます。
しかし、この部署に連絡をとって意見を言ったところでどうせ担当者に握りつぶされてしまうだけ。それなら諏訪市長にメールを送って遊歩道・社会実験についての感想を伝えてください。市長へのメールはこのフォームから → https://www.city.suwa.lg.jp/www/mayor_contact/input.jsp
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